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在宅医療の達成感

 病院経営者が集う勉強会で、ある副院長が在宅医療について講演をした。自宅での看取りは病院と違い、家族も医師も看護師も、みな達成感を抱くという。「一同がやれるだけのことをやって、無事に見送れたという心境になるんです」。この講演内容を在宅医療に力を入れている開業医にぶつけたら、我が意を得たりと饒舌に声を弾ませた。「その通りや。家族の表情はだいたい泣き笑いやな。患者さんが亡くなって不謹慎かもしれんが、ときには僕らも家出た瞬間に『ヤッター!』という気になるもんやで。ホンマ、在宅医療はええよな」。医療費抑制策としての在宅医療促進とは異なる次元でも、在宅医療を考察したい。死生観の問題ゆえ、あるべき終末に結論は出ないが―。(ひまわり公園)