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子育て女医が働ける性差医療の現場

 女性特有の疾患に全人的医療で取り組む性差医療の現場をいくつか取材した。女医が一様に言うのは、「勤務医の過酷な生活では、子育て時には不都合がある」それで「問診などをじっくり行う性差医療に共感した。自分のペースで性差医療を提供するのは医師のQOL向上につながる」というもの。クリニックを開設したある女性医師は、子どもの運動会休暇など、子どものライフサイクルに合わせた休暇制度をつくり、ローテーションで3~4名の女医とクリニックを運営している。たまに全医師が出勤しない日も出てきてしまうという。しかし女性クリニックは予約制が多いので、何とか調整して運営しているようだ。「戻ってきたいと言っている医師の席は、必ず用意して待っている。ただし経営上なんとか黒字という現状で、産休は待てるが、育休は待てない」とは同クリニック理事長の言葉だ。産休に入る女医に対する姿勢を明示し、離職させない。こうした離職防止策と柔軟な対応が、今後ますます医療機関に求められてくるだろう。(suzie)