取り残された精神科救急体制構築
2010年度厚生労働省予算案を見ると、医療関連予算で「精神科救急医療体制の充実・強化」が明記されている。精神疾患と身体疾患を併せ持つ患者に対応する救急施設の受入体制を強化するというものだが、進退合併症対応施設は全国で47カ所しかなく、絶対数を増やすことが不可欠だ。今回の診療報酬改定では一般救急への手厚い配分がなされているが、精神科救急はどうなっているのか。
うつ病をはじめ精神疾患の患者は毎年増加おり、重症度の高い患者も比例して増えている。身体疾患と同様、精神疾患にも休日はないのに、土日祝日年末年始の救急に対応できる精神科をもつ医療機関はあまりにも少ない。
行政刷新会議の「事業仕分け」で、精神科のクリニックが他の診療科と比べ大幅な増加傾向にあるとのデータが出された。1次医療を担う環境は整備されつつある。2次医療の整備にも早期に手をつけるべきだ。(ハマッコ)
